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インストール(Fedora Core 3)
ここでは、Linux用のパソコンが準備できていることが前提になっています。
Windowsや、他のLinuxディストリビューションとの共存(デュアルブート環境)を構築する場合については、後々まとめる予定です。
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インストールするためには、CD又はDVDをセットした状態でPCを起動します。
ここでCDから起動するかどうかを尋ねられた場合、CDからの起動を選択します。
そうすると、Fedora COREの画面が出てきますので、Enterキーを押します。
テキストモードでインストールする場合はlinux textと入力してからEnterキーを押します
その後、メディアチェックを行うかどうか問われます。
ここでは、時間がかかりますが、CDの完全性のチェックが行えます。
雑誌の付録であれば飛ばしてしまっても構いませんが、ダウンロードしてきた場合、チェックをしたほうが良いかもしれません。
その後、インストールが始まります。
最初の画面では、Nextのボタンを押します。
次は、言語の選択です。日本語が良いでしょう。
日本語(Japanese)を選択し、Nextボタンを押します。
ここからは、インストール画面も日本語になるため、楽になるかと思います。
キーボード設定では、日本語のキーボードならJapaneseを選択します。他の場合、適当なものを選択します。
選択が済んだら次へ。
次の、インストールの種類は、使用目的によって決めます。通常、パーソナルデスクトップでよいかと思います。
プログラミングでの使用などの場合は、ワークステーションを選択します。
サーバ構築が目的であれば、サーバを選択します。
カスタムでは、自分でインストールするパッケージ(アプリケーション)を選択できます。
なお、インストール完了後にもパッケージの追加・削除は可能です。
次は、ディスクパーティションの設定です。
通常は自動パーティション設定で構いません。
他にパーティションを作りたい場合や、詳細まで自分で設定したい場合は手動パーティション設定を選択します。
ハードディスクについての設定です。
ハードディスクの全てのデータを消去しても良い場合、“システムのすべてのパーティションを削除”を選択します。
また、インストールするドライブの選択もここで行います。
設定が終了したら次へ。
次に、ブートローダーの設定を行います。
他にOSがインストールされていない場合は、特に操作する必要はないので、そのまま次へ。
次は、ネットワークの設定です。ここの設定は後でも変更できるので、今はこのままでも構いません。
ファイヤーウォールの設定です。通常の使用ではこのままでよいでしょう。
サーバ用途の場合、必要に応じてアクセスを許可します。
(WebサーバならHTTP、メールサーバならSMTP、など)
追加言語サポートについても、通常日本語(Japanese)のみで特に問題はありません。
他の言語を使用したい場合、ここで選択します。
タイムゾーンの設定では、最寄の場所を選択します。日本国内なら“アジア/東京”になります。
次の、rootパスワードの設定は重要です。
rootとは、パソコンの管理者権限を持つアカウントで、通常は使用しません。
このパスワードを忘れると、パソコン管理の操作が出来なくなってしまうため、絶対に忘れないようにします。
なお、パスワードは英数、記号(ハイフンなど)で6文字以上です。大文字と小文字は区別されます。
両方の欄に正しく入力すれば、警告メッセージは消え、次に進めます。
なお、通常使うアカウントは、後で設定します。
ここでは、インストールするパッケージを変更できます。
特に変更がなければ“現在のパッケージリストを承諾”を選択します。
ある程度知識があれば、“カスタマイズ”を選択し、パッケージを変更することも可能です。
ここで“カスタマイズ”を選択したり、インストールの種類の選択で“カスタマイズ”を選択した場合、ここでパッケージを選択できます。
必要に応じて変更を行います。
なお、依存関係に問題がある場合、“次へ”を押した後に警告が出ます。
修正案が出ますので、それに従うか、いったん戻ってパッケージを変更しなおしてください。
この次に、最終確認の画面が出ます。これまでの設定でよければ“次へ”を押して、インストールへと進みます。
この次は実際のインストールが始まり、これ以降設定の変更はできませんので注意してください。
インストール中です。所要時間はPCやインストールの種類によって異なります。
ちなみに、表示されている合計時間はかなり変動するので、あまり当てになりません...
なお、CD-ROM版の場合、途中でCDの交換を要求される場合がありますので、適切なCDを挿入し、OKを押します。
インストールが終わると、CDトレイが出てきて、インストール完了の画面になります。
“再起動”のボタンを押すと、パソコンが再起動します。
なお、初回起動時に初期設定画面が出ます。
ライセンス同意、日付と時刻、ディスプレイ設定、ユーザの追加・設定、サウンド設定です。
ライセンスは同意しておきます。
日付は正しい日時を入力します。
パソコンがネットワークにつながっている場合、NTPによる時刻あわせも可能です。
ディスプレイでは、色の深度、解像度を設定できます。
ユーザの設定では、rootとは別の、普段作業するユーザを設定します。
これは、後からでも追加可能です。
ユーザ名、フルネーム(省略可)、パスワード、確認用にパスワードの再入力をします。
サウンドでは、自動でサウンドカードの検出が行われているので、“テストサウンドを再生”を押して、音が聞こえるかどうかテストします。
聞こえなかった場合、後で設定しなおすことになります。